「分数で割る」って、どういう意味！？
「分数で割る」 って、どういう意味でしょうか！？
皆さんは、正しく理解できていますか？ 又、お子さまに、分かりやすく説明できますか？
では、「分数で割る」ことについて、考えてみましょう。
【問題】
次の計算式の答を求めなさい。
【考え方】
そもそも、「分数で割る」って、どういう意味なのでしょうか。皆さんは、これをお子様に説明できますか。難しそうですよね。
「分かりにくい場合は、分かりやすくする」
この考え方が、あらゆる問題を解く際に、最も大事な考え方です。
では、この計算式を、「分かりやすく」してみましょう。
６ ÷ ３ ＝ ２
「分数で割る」という計算式を、「整数で割る」という計算式にすると、とても、分かりやすい計算式になります。
更に、実際の出来事にあてはめてみると、例えば、「６個のリンゴを３個ずつ分けると、何人に分けられますか。」という問題になります。
このように考えると、最初の計算式は、「６個のリンゴを3/4個ずつ分けると何人に分けられますか。」という問題になることが分かります。
従って、分数で割る問題の答えは、以下のようになります。
これで、難しいと思っていた「分数で割る」ということが、理解出来ましたか？
しかし、毎回、リンゴの絵を描いて、問題を解いていると、時間がいくらあっても足りませんね。
次回は、「分数で割る」問題の、「効率的な解き方」をご紹介します。
しかも、「割る分数＝掛ける逆数」という単純な公式のご紹介ではなく、何故、「割る分数＝掛ける逆数」となるのかをご紹介します。
【Ｄｒ．Ｋｅｉのワンポイント・アドバイス】
「分数で割る」という「分かりにくい」問題も、「整数で割る」という「分かりやすい」問題に変換することで、理解しにくかった問題も、理解しやすい問題に変わります。
この考え方は、様々な問題に応用することが可能です。
これから、「分かりやすい」問題への変換方法について、具体的な例を用いて、ご紹介していきたいと思います。
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