「場合の数」って何!?
「場合の数」 って、何でしょうか!?
皆さんは、ご存知でしたか? 又、お子さまに、分かりやすく説明できますか?
「場合の数」の問題とは、その答えが「〜通り」となる問題のことです。
では、「場合の数」の基本的な問題に、挑戦してみましょう!!
【問題】
「1」「2」「3」の3つのカードを使ってできる3桁の整数は何通りでしょうか?
【考え方】
実際に、「1」「2」「3」の3つのカードを使ってみると、良く分かると思いますが、3桁の整数を作る問題なので、「百の位」「十の位」「一の位」の順に、3つのカードを並べてみましょう。
まず、「百の位」に3つのカードから、1つのカードを選んで、置いてみましょう。
この場合の選び方は、「1」「2」「3」の「3通り」ありますよね。
では、「百の位」に「2」のカードを選んだ場合、次はどうなるでしょう?
この場合の選び方は、「1」か「3」の「2通り」ですね。
では、このようにして、3つのカードを並べる並べ方は、全部で何通りあるか考えてみましょう。
《答え》 3 × 2 × 1 = 6(通り)
【Dr.Keiのワンポイント・アドバイス】
「場合の数」の考え方、分かりましたか?
今回は、「場合の数」の中でも、最も基本的な「数を順番に並べる」という「順列」という問題を扱ってみました。
規則正しく順番に列を作るように並べることから、「順列」と呼ばれるそうです。
次回は、もう少し、頭をひねらないと解けない問題を紹介したいと思います。
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