「旅人算」って覚えていますか? 是非、挑戦してみて下さい!!

「旅人算」に挑戦してみよう!!

 中学入試での出題率が高い問題に「旅人算」があります。

 

 では、「旅人算」とは、どんな問題なのでしょうか。

 

 「旅人算」とは、「旅人」が旅をする時の「速さ」「時間」「距離」に関する問題です。
【解き方のポイント】
「旅人算」を解くためには、その問題が、以下のどのパターンに当てはまるかを見極めることが重要です。

 

 (1)時間と共に2人の距離が離れる場合

 

  @反対方向に移動する場合
   算数,旅人算,解説

 

  A同一方向に移動する場合(速さが異なるケース)
   算数,旅人算,解説

 

 (2)時間と共に2人の距離が縮まる場合

 

  @出発地点が同じ場合(追いつくケース)
   算数,旅人算,解説

 

  A出発地点が異なる場合(出会うケース)
   算数,旅人算,解説

 

【問題】

美穂ちゃんと雅人君が、同じ場所から反対方向に歩き始めました。美穂ちゃんは分速60m、雅人君は分速80mです。12分後に美穂ちゃんと雅人君は、何m離れているでしょう。

 

【解き方】

まず、この問題が、どのパターンに当てはまるかを考えましょう。

 

「同じ場所から反対方向に歩き始めた」のですから、これは、「(1)時間と共に2人の距離が離れる場合」で、且つ、「@反対方向に移動する場合」に当てはまります。
 算数,旅人算,解説

 

美穂ちゃんは分速60m、雅人君は分速80mで歩いているわけですから、1分後には、2人の距離は、60 + 80 = 140(m)離れることになります。問題は、「12分後に何m離れているか」ということですから

 

(60 + 80) × 12 = 1680(m)

 

【Dr.Keiのワンポイント・アドバイス】

 

「旅人算」は、中学入試の中でも、出題率の高い問題ですが、このように、絵(線分図)を描いて考えると、とても、「分かりやすい」問題になります

 

次回は、「旅人算」の中でも、少々、難しい問題に挑戦してみましょう!!

 

関連ページ

「分数で割る」って、どういう意味!?
「分数で割る」 って、どういう意味でしょうか!? 皆さんは、正しく理解できていますか? 又、お子さまに、分かりやすく説明できますか?
「分数で割る」ことは、「逆数を掛ける」ことと同じ!?
今回は、「分数で割る」場合の計算方法をお教えします。但し、単なる公式の説明ではありません。「分数で割る」という考え方を説明します。
難しいと思っていた「割合」を克服しよう!!
今回は、「割合」について、考えてみましょう。小学生が、算数でつまずくことが多い単元に、「割合」があります。「割合」の問題を分かりやすく、解説します。
「速さ」の問題を克服しよう!!
「速さ」の問題。苦手なお子様が多い単元です。特に、「速さの文章題」となると、解く前から、あきらめてしまっていませんか?苦手な「速さの文章題」を解説します。
「旅人算」に挑戦してみよう!!(Part2)
中学入試での出題率が高い問題に「旅人算」があります。「旅人算」とは、どんな問題なのでしょうか。どうやって解くのでしょうか。「旅人算」を分かりやすく解説します。
「食塩水の問題」に挑戦してみよう!!
今回は、「食塩水の問題」に、挑戦してみましょう。但し、中学入試を想定して、”方程式を使わずに”、「食塩水の問題」を解きます。 皆さんは、解くことが出来ますか!?
「場合の数」って何!?
「場合の数」 って、何でしょうか!? 「場合の数」の問題とは、その答えが「〜通り」となる問題です。では、「場合の数」の問題に、挑戦してみましょう!!
「順列」と「組合せ」
今回は、「順列」と「組み合わせ」について、説明します。異なるn個の並べることを「順列」といい、異なるn個を取り出す(だけの)ことを「組み合わせ」といいます。
「和差算」に挑戦しよう!!
皆さんは「○○算」って、覚えておられますか? 有名な問題に、「つるかめ算」や「流水算」などがありますね。今回は「和差算」について、説明します。

 
HOME ネット塾を知る ネット塾の評判 ネット塾の費用比較 ネット塾を体験 Dr.Keiの算数教室 Dr.Keiの理科教室